バーチャルオフィスとは、文字通り物理的に実体を有さない「仮想の事務所」の事で、事業用の住所を貸し出すサービスです。
物理的なスペースを貸し出すレンタルオフィスやシェアオフィス、コワーキングスペースとは異なり、仕事をする実際の事務所スペースはありません。
このバーチャルオフィスにはさまざまなメリットがありますが、特に個人事業主やフリーランスの方はメリットが多いのが特徴です。
そこで今回は、個人事業主やフリーランスの方がバーチャルオフィスを使う5つの大きなメリットについて、ご紹介していきます。
バーチャルオフィスとレンタルオフィスの違い
バーチャルオフィスとよく間違われがちなものが、「レンタルオフィス」です。
この違いについてお伝えします。
バーチャルオフィスとレンタルオフィスの違いは、「実際にそこで仕事ができるかどうか」です。
レンタルオフィスは仕事をする場所を提供するサービスですが、バーチャルオフィスは、会社としての住所や電話番号などを借り、仮想のオフィスを設定できるサービスです。
個人事業主がバーチャルオフィスを借りる5つのメリット
1.手間なく利用を開始できる
バーチャルオフィスは、インターネット上だけで手続きを完了できるものもあるほど、簡単に利用を開始できます。
通常のレンタルオフィスでは、現地の下見やインターネットの工事など準備に時間がかかりますが、バーチャルオフィスには必要ありません。
簡単に、そしてスピーディーに利用開始できるため、仕事に集中したい個人事業主の方にピッタリです。
2.費用が安い
バーチャルオフィスは、実際にオフィスを借りるよりもリーズナブルに利用できます。
土地を必要としないため都心の一等地でも安く借りることができ、そこを登記の場所として設定できるため、「都会に事務所を構えている」というイメージアップにも繋がります。
初期費用も低く、開業したての個人事業主の方にも向いています。
3.自宅の住所を不特定多数知られずにすむ
オフィスを持たずに自宅でビジネスを営む場合、開業届にオフィスとして自宅の住所を記載しなければなりません。しかし、バーチャルオフィスを利用することで、この開業届に、バーチャルオフィスの住所を記載できます。
また、バーチャルオフィスの住所はホームページやネットショップにも記載できるため、不特定多数の人に自宅住所を知られるリスクを下げることができます。
4.固定電話を持てる
バーチャルオフィスを利用することで、固定の電話番号を持てるようになります。携帯電話よりも信用されやすい固定電話の番号を持つことで、お客さんからのイメージが良くなります。
実際にかかってきた電話は自分の登録した電話番号へ転送されるため、手間もかかりません。また、バーチャルオフィスによっては、電話対応を請け負ってくれるサービスも提供しています。
5.利用料を経費にできる
バーチャルオフィスの利用料は経費とすることができるため、節税にも繋がります。
しかも、実際に仕事をしている場所が自宅なら、自宅の家賃や光熱費の一部も経費とすることができます。
バーチャルオフィスのデメリット
バーチャルオフィスのデメリットとして多く言われているのが、郵便物の受け取りです。
バーチャルオフィスを登記先住所にすると、仕事関係の荷物はそちらに届くので、わざわざ取りに行かなければならない…とても面倒ですよね。
そこでおすすめなのが「Karigo」というバーチャルオフィスです。Karigoでは「店舗引取」と「郵送転送」の2種類の荷物の受取方法が用意されており、「郵送転送」を選べば指定の住所に送り届けてくれます。
このようにデメリットもありますが、利用するメリットも非常に多いバーチャルオフィス。ぜひ試してみてくださいね。
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