「会社を設立したい」「事業を立ち上げたい」と考えたときに、一番の壁となるものが「資金調達」です。
設立時や設立からまもない時期など、企業のスタートアップ時には多くの資金が必要になります。

 

ですが、いざ資金を調達しようと思っても、事業を始めたばかりでは実績がないため、その分調達方法も限られてしまいがち。

そこで今回は、企業のスタートアップ時などで「資金調達ができない！」と悩んでいる方へ、実績がなくとも資金を得られる方法をご紹介いたします。

 

スタートアップ企業が資金を得る方法はたくさんある

 

 

実績がある企業と比べて限定的にはなりますが、スタートアップ企業は資金調達ができない、というわけではありません。

 

スタートアップの資金調達方法その1.自己資本

スタートアップが資金調達を目的とする場合、まず最初に考えたい調達方法が「自己資本」です。自己資本とはつまり、自分のお金のこと。
当たり前ですが、外部に資金を頼るよりも、自らの資金で会社を設立できたほうが返済の必要もなく、会社としての自由度が高くなるため、できることなら自己資本でのやりくりが理想と言えます。

 

価値の高いものを所持している場合、売却することで自己資本になるため、まずは自分の資産を再確認してみましょう。
また、厳密には自己資本と異なりますが、利息に関して融通がきく親族から借り入れる、というのも一つの手です。

 

スタートアップの資金調達方法その2.クラウドファンディング

クラウドファンディングとは、インターネット上のクラウドファンディングサイトで多数の人々から資金を調達する方法です。
クラウドファンディングの種類によっては、出資者に対して金銭での返済が必要ないものもあります。

 

メリットは手軽に行えること、話題になれば多くの資金を集められることですが、反面、調達時には将来性の高さや話題性が必要になるため、目標額まで資金を調達できない可能性があります。

 

スタートアップの資金調達方法その3.補助金や助成金

政府や地方自治体へ申請することにより受け取ることができる資金です。
基本的には返済の必要がないため、申請が受理されればスタートアップの大きな助けとなります。

 

しかし、補助金や助成金には受け取るための条件や審査があるため、誰でも申請が受理されるという訳ではありません。
また、高額の資金援助を受ける際は、定期的に事業内容の報告を行わなければならない場合があります。

 

スタートアップの資金調達方法その4.金融機関からの融資

金融機関では、基本的には実績がないと資金を調達することができません。
しかし、最近ではスタートアップ融資として実績がなくとも資金を貸してくれる銀行も存在しています。
このような銀行を始めとして、金融機関からの融資は信用度が高く、安心して借りられることがメリットです。

 

ですが、銀行からの資金調達は基本的に「融資」です。
「融資」では、原則として借りた資金を返済する義務があります。
万が一返済が滞ってしまった場合、継続して次の融資を受けることが難しくなってしまうため、確実な返済プランを立てなければいけません。

 

スタートアップの資金調達方法5.投資家からの出資

最後の資金調達方法は、投資家からの出資を受けることです。
投資家は企業の将来性を重視している事も多いため、実績がなくとも将来性をアピールすることで出資を受けることが可能です。

 

良い投資家に巡り合うことができれば、長期に渡って多額の資金を調達できる可能性もあります。
反面、事業の成長にあまり積極的でない投資家には、出資を断られる可能性があるほか、出資を受けられたとしてもすぐに切られてしまうかもしれません。

 

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