フリーランスの新しいオフィス形態の在り方として、バーチャルオフィスが注目されていますが、どんなメリットがあるのでしょうか。
バーチャルオフィスの利用で今までフリーランスでやっていくことに障壁だったものが取り除かれるのであれば、ビジネスの在り方にも多様性が出てくることでしょう。
バーチャルオフィスを利用することでフリーランスに生じるメリットをご紹介します。

住所貸しサービスを利用できる

バーチャルオフィスで利用できるサービスに住所貸しがあります。
これはバーチャルオフィスの住所を個人事業主の方が、オフィスの住所として記載できるサービスです。
これによって恩恵を受けられることは以下の点です。

■名刺に自宅住所を記載しなくてよくなる

フリーランスで仕事をしていて名刺を配るとき、自宅の住所を記載するのに抵抗があることでしょう。
仕事のみならず生活の拠点となるところの住所、いわゆる個人情報を初対面でどれだけ仕事で関わりがあるかもわからない人に明かすことになるのです。
明かしたところでどんなところにあり、一軒家か、アパートかなどが知られてしまうのです。
取引によっては信用を推し量られるポイントにもなります。
バーチャルオフィスの住所貸しサービスを利用すれば名刺の住所に困らなくてすむのです。

■都内のビジネスエリアを住所にできる

都内のビジネス街にあるバーチャルオフィスを利用すれば、ビジネスに相応しいエリアの住所を記載できます。
初対面では相手の拠点がどこにあるのかで、相手の格をチェックすることもあります。
仕事をするに相応しい相手かどうかを見極められるときに都内のビジネスエリアの住所であれば信用に値するものとなるでしょう。
取引相手とは状況に応じて仕事場としての本来の住所を知らせれば、個人情報が無暗に他人に知れ渡ることはなくなります。

■郵便物転送サービス

さらに名刺に記載したバーチャルオフィスの住所に郵便物が送られてきても転送してくれるサービスもあります。
もちろん自分で取りに行くことも可能です。
取引先の相手から住所のある場所の近くの飲食店はどこが美味しいかと聞かれることもあるかもしれません。
郵便物を取りに行くついでに、街の散策もしておくと話のネタとして役立つかもしれません。

このように個人情報を伏せて、ビジネスのパートナーとしての信用を確保できる点がフリーランスにはメリットとなるのです。

会社設立代行サービス

契約するバーチャルオフィスによっては会社設立の代行サービスというものがあります。
フリーランスから新たに法人化するときに細かな事務手続きなどを代行してくれるものです。手間暇などの時間的コストを解消できます。
オフィスを構えてビジネスが軌道に乗り、規模を大きくしたいときもこうしたサービスがあれば心強いものになるでしょう。

バーチャルオフィスはフリーランスの方が仕事をするにあたって、サポートをしてくれるサービスを兼ねています。
名刺やホームページで個人の生活に支障がない程度の情報公開はバーチャルオフィスを利用することで可能になります。
他にもフリーランスの方のビジネスの形態によってはメリットとなるものが出てくるのではないでしょうか。
自分にとってどんなサービスが好ましいか。そういった点でバーチャルオフィスの活用の仕方を考えていくとさらなる可能性も広がっていくことでしょう。