そもそもいつからこの「バーチャルオフィス」なるサービスが出て来たのか?諸説ありますがこの言葉、フレーズが出てきた時代をGoogleトレンドから探ってみたいと思います。郵便物だけを受け取る私設私書箱なるサービスは、かなり昔からありますが「元祖」はいつなのか?
検索数の推移は、上記の通り。おおよそ2007年4月ぐらいから極端に盛り上がり、その後、一定の検索数をキープしています。このサイトも2006年7月より開始しており、「老舗」や「元祖」をうたってもそんなに怒られないかもしれません・・・
東日本大震災があった2011年を検索数のピークに、その後やはり減りますが安定してきています。バーチャルオフィスは、やはり起業・開業・独立とともに賃貸事務所から経費削減の為に移動する事もあり、一種の景気や改行のバロメーターにもなると考えられます。
バーチャルオフィスでの起業は多くなっているのか?
年間企業増加率を中小企業庁で調べてみると、廃業が開業を上回り年々企業の数は減っているのに対し、バーチャルオフィスの検索数は、減るどころか一定をキープしています。実際には、増えて欲しいような気もしますが企業数が減っている中、検索数は一定なので、起業・開業時の選択肢としては多くなってきていると言えます。
2009年~2012年。東日本大震災を挟むこの時期では、年平均13万社の純減がありました。つまり、開業-廃業=マイナス13万社と言う事になります。この数値には、自営業も含まれるため自営業+法人の数になりますが意外と大きな数値です。
2009年~2012年の間における開業は、年平均6万件。法人と自営業者も含みますがこのうち、一体バーチャルオフィスを使って開業したのはどのぐらいでしょうか。当社が紹介するバーチャルオフィスだけでも、年間2,000件程度は把握・補足しておりますので、業界全体で見ればその十倍?約20,000件。
起業や開業する人のおよそ30%は多いかもしれませんが、20%はバーチャルオフィスである可能性が高くなります。検索数的にも周辺キーワードも含めれば1万件以上にはなるため、毎月そのぐらいのクエリがあればあながち大外れでは無いかもしれません。
2016年のトレンドも維持?
バーチャルオフィスの検索から見た結果では、残念な事に開業が増えれば件数も上向く可能性がありますが、もしも開業が減っている傾向にあるならば、バーチャルオフィスの検索トレンドも一緒に下がらない限り、起業や開業の際に使う人の割合が多くなると考えられます。
よって、2016年の検索つまりは、利用に関してもキープし開業・独立・起業する人たちがオフィスや賃貸事務所の変わりとして。また、ミニマムスタートとしてバーチャルオフィスを利用する傾向は続くと考えられます。