インターネットが普及した今の時代、どの業種でも情報漏洩のリスクが懸念されます。
それを防止する方法として使われているのがISMS認証です。大企業であればあるほど、ISIMS認証を取得し、情報漏洩の防止に努めています。
このISMS認証は、バーチャルオフィスを選ぶ際にも非常に重要な要素のひとつです。
ISMS認証を取得していないバーチャルオフィスを選んでしまうと、思わぬリスクに見舞われてしまうかもしれません。
なぜ、バーチャルオフィスでもISMS認証が重要になるのか?その理由をお伝えしていきます。
1. ISMS認証(ISO27001)とは
ISMSとは、「Information Security Management System」を略したものです。
日本語に訳すと、「情報セキュリティマネジメントシステム」。
簡単に言えば、情報を守るためのセキュリティを構築して運用する仕組みです。
・情報の気密性(漏洩しない)
・完全性(改ざんしない)
・可用性(いつでも確認できる)
こちらの3点を目的としており、ISMS認証を取得している企業はより強固に情報を守ることができます。企業単位での取得だけでなく、事業所単位や部門単位、事業単位での取得も可能です。
そして、ISMSを世界共通の国際的な規格として定めたものをISMS認証(ISO27001)といいます。
2. 混同に注意!ISMS認証とPマークの違い
同じく情報を守るためのセキュリティシステムとして、Pマークというものがあります。ISMS認証はこのPマークと混同されやすいですが、明確に違う点が2つあります。
まず一つ目は、「規格が通用する規模」です。Pマークは「国内規格」、ISMS認証は「国際規格」。つまり、Pマークは国内企業だけが対象となりますが、ISMS認証は世界的に通用します。
二つ目は、「保護の対象となるもの」です。Pマークは「個人情報の保護」に特化した規格。それに対し、ISMS認証は「組織のすべての情報資産」が保護対象です。
つまり、
Pマーク=国内に通用する、特に個人情報を保護するための規格
ISMS認証=世界的に通用する、企業のすべての情報を保護するための規格
です。
2. バーチャルオフィスにISMS認証が必要な理由は?
ここまでで、ISMS認証が「企業のすべての情報情報を守るための規格」ということを理解できたかと思います。
では、なぜバーチャルオフィスオフィスにISMS認証が必要なのでしょうか?
その理由はシンプル。個人情報だけでなく企業情報も守れるからです。
「個人情報」と「企業情報」の違いをご存知でしょうか?
個人情報とは、生年月日や氏名のように個人を特定できてしまう情報のことです。誰の声かがわかってしまう音声や、顔写真、メールアドレスなども個人情報にあたります。
そして企業情報は、企業が持つすべての情報を指します。
例えば、企業情報で漏洩すると大変なのが、顧客データです。これが漏洩すると、信頼を失うことはもちろん、最悪の場合は損害賠償を支払うケースもあります。
だからこそ、個人情報だけでなく企業情報も守らなければなりません。
ISMS認証をおこなっているバーチャルオフィスでは、顧客の情報を含めたすべてのデータを厳重に管理していますので、漏えいのリスクを防止できます。
…とはいえ、国内のバーチャルオフィスで、ISMS認証を取得している所はほぼありません。
そこでオススメなバーチャルオフィスが、Karigoです。
Karigoは、ISMSの規定に基づいたシステム運用をしているため企業情報が漏洩するリスクが非常に低いです。
また、登録企業50,000社を超える実績を持ち、設立16年という歴史ある企業なので、信頼性が高く安心してご利用いただけます。
バーチャルオフィスでのISMS認証の必要性を、ご理解いただけたでしょうか?ただ、先にも申し上げた通り、ISMS認証を取得しているバーチャルオフィスは極めて少ないのが現状です。
だからこそ、バーチャルオフィスに契約する際には、「個人情報」や「企業情報」を守るために、どんな施策をしているか?という点を忘れずに確認するようにしてくださいね。
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