駆け出しの個人事業主にとって大きな不安の一つが、確定申告です。
会社員であれば年末調整を行うだけで済みますが、個人事業主の方は自分で確定申告を行わなければいけません。
確定申告は、「面倒だから…」とそのままにしておいては、「脱税」として罪に問われてしまうため、絶対に避けては通れない手続きです。そこで今回は、初めて確定申告を行う方に対して、白色申告の手順についてお伝えしていきます。
今回の記事を短く要約した動画はコチラ
白色申告とは
白色申告とは、確定申告の方法のひとつです。
個人事業主の方は自分で所得税を支払う必要があるため、確定申告によって収入を申告し、支払う税金を確定させる必要があります。
確定申告には青色申告と白色申告の2種類がありますが、どちらが良いかについては、こちらの記事をご確認ください。
→青色申告と白色申告、どっちを選ぶかは手間と金額で考える? – バーチャルオフィスならKarigo
必要書類
白色申告を行ううえで必要な書類は、以下の4つです。
・本人確認書類
マイナンバーカードや住民票の写し、運転免許証など
・確定申告書
事業収入や所得控除、所得の内訳などを記入する書類
・収支内訳書
売上や経費などの収入、支出を記入する書類
・控除証明書
社会保険料や医療費などの控除を受けるための証明書
確定申告書と収支内訳書は、税務署で受け取るか、国税庁のWebサイトからダウンロードすることができます。
控除証明書に関しては、控除によって必要な書類が変わるため、詳しくは国税庁のサイトをご参考ください。
→〔令和4年分 所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き〕申告書に添付・提示する書類|国税庁 (nta.go.jp)
白色申告の手順
白色申告は以下の流れで進めていきます。
1.記帳
2.決算
3.書類への記入(収支内訳書・確定申告書)
4.提出
1.記帳
記帳では、日々の取引内容を帳簿へ記入していきます。これは、確定申告の時期になったら行う、というものではなく、1年を通して行っていくもので、業務に関する取引内容を項目別にして記入する必要があります。
白色申告の場合は「単式簿記」という記入方法になるため、売上や内容、日付、金額などを記入するだけで、専門知識は不要です。
2.決算
決算は、1年間の収入や経費などを集計し、所得金額を計算することです。ここでは、減価償却費の計算にくわえて、在庫を持つ業種の場合は、棚卸表の作成なども必要になります。
3.書類への記入(収支内訳書・確定申告書)
国税庁のWebサイトや税務署などで収支内訳書と確定申告書を受け取り、記入していきます。収支内訳書には、決算時に割り出した、「1年間の収入」「人件費や家賃などの経費」「最終的な所得金額」などを記入します。確定申告書には、収入金額や所得金額、控除金額などを記入します。
4.提出
必要な記入が終わったら、確定申告書に収支内訳書と控除証明書を添付して提出し、白色申告での確定申告は完了です。
経費として利用可能なバーチャルオフィス
確定申告は、所得税を確定させるための制度です。
所得が多くなるとその分所得税も上がってしまうため、個人事業主の方は、普段の支出をなるべく経費にして所得を抑えたいですよね。
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