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パソコンやスマホからFAXを送る時代へ|場所も紙も選ばない新しいワークフロー

ブラウザやメールでPDFを添付するだけで取引先の受信機に届く「クラウドFAX」は、紙もトナーも不要な新定番です。

テレワークの普及で“会社の複合機まで戻る”移動時間がゼロになり、印刷・押印・郵送を丸ごとカットできます。

月額0円で始められる秒速FAXなら、アカウント開設後60秒で送信テストまで完了し、作業効率と機密管理を同時に底上げします。

さらに、送信履歴はクラウドに自動保存されるため、紛失リスクや改ざんリスクも最小化できます。本コラムでは最新のFAX事情について深掘りします。

パソコンFAXとは?仕組みと従来機の違い

パソコンFAXは、文書をG3規格(FAX通信で使用される規格の一つ)などのFAX信号へリアルタイム変換し、電話回線またはインターネット越しに送受信する仕組みです。

従来の送信フロー(印刷→スキャナ読み込み→送信)と比べ、①印刷レス、②データ自動保存、③リモート操作可という三大メリットがあります。

FAX送受信ログが電子データとして残るためコンプライアンス対応も容易で、監査負担を軽減できる点も企業評価が高い理由です。

デジタル通信の流れと必要な機材

USBモデムやクラウド側エンジンがPDF・JPEG・DOCXをFAX信号へ変換し、相手機で自動復号します。

USBモデムの場合はPCを常時起動する必要がありますが、クラウドサービスならサーバ側が24時間稼働するため電気代も抑えられます。

必要なのはPC・スマホとネット環境だけで、専用電話回線や業務用複合機がなくても導入でき、在宅ワーカーでも数分で運用を開始できます。

「まだFAX?」と言われても残る理由

官公庁や医療・物流の帳票は依然としてFAX指定が多く、国内稼働台数は400万台超と推計されています。

高齢の取引先が多い業界では「メールでは確認できない」というニーズが根強く、完全廃止は現実的ではありません。

だからこそ送信側だけオンライン化し、紙を扱う相手に負担を与えない折衷案としてパソコンFAXが選ばれているのです。

パソコンでFAXを扱う4つの方法

以下では導入ハードル、運用コスト、セキュリティの視点で4方式を概観し、次章以降で具体的に比較します。

インターネットFAX(クラウド型)

Web管理画面またはメール送信でPDFをアップロード→クラウドが自動変換し送信します。

受信文書は即PDF化され全文検索・共有がワンクリックで可能。

スマホ通知やGoogleDrive連携が標準装備のサービスも多く、外出先から承認作業を完了できる点が好評です。

PC‑FAX機能付き複合機

複合機ドライバの印刷先を「FAX」に切り替える方式です。

既存のコピー・プリント業務と併用できるものの、本体50〜100万円+保守料が固定費となります。

ファームウェア更新や紙詰まり対応などハード保守が発生する点も検討材料です。

FAXソフト+USBモデム

市販USBモデム(数千円)と専用ソフトでPCを“FAX端末”化します。

初期出費は低い反面、PCが常時稼働しなければ受信できず、停電時は送信が途切れるリスクが残ります。

電話回線が物理的に1本しかない場合は、通話とFAXがバッティングする点も留意してください。

クラウドPBX連携

クラウドPBXが代表番号をSIP内線化し、FAXも同プラットフォームで一元管理します。

全国拠点へ番号を配布しつつログを一括保管でき、テレワークや多拠点企業にマッチします。

音声・FAX・チャットを一体管理する“UCaaS”を目指す企業では最有力候補です。

メリット・デメリット徹底比較

ここでは「費用」「安全性」「番号移行」の3軸で4方式を相対評価し、導入判断をサポートします。

導入・運用コストとペーパーレス効果

クラウド型は月額0〜550円+従量課金で紙コストゼロ、初月の導入費も数百円で済みます。

複合機はリース費に加え用紙・トナー代が月数千円以上、年間30万円を超えるケースも珍しくありません。

USBモデムは初期1万円以内ですが、月々の回線基本料や保守負担が蓄積します。

3年累計コストで比べると、送受信2,000枚/月の場合クラウド型が約半額まで圧縮できた事例があります。

セキュリティ/バックアップ体制

クラウドFAXはTLS暗号化、誤送信防止、二要素認証、24時間監視を備え、紙置き忘れリスクを根本排除します。

複合機は送信ログを紙で出力する会社も多く、放置された控え紙から情報が漏れる事故が後を絶ちません。

USBモデムではPCのウイルス感染がダイレクトにFAX送信へ影響するため、エンドポイント保護が必須です。

番号ポータビリティと受信環境の柔軟性

クラウド型は050/03などを即日取得できる反面、既存番号移行可否はサービスごとに異なります。

PBX連携は番号温存が容易で、CRM・CTI連携もシームレス。USBモデムは物理回線を流用するため番号そのままですが、オフィス移転時の引き込み工事が再発する点に注意してください。

職種・企業規模別の最適解

ここでは用途別に最適解を示し、選定時間の短縮に貢献します。

在宅クリエイター/士業のケース

月20〜50枚の不定期送信ならクラウド型が最適です。スマホ通知で受信を即確認し、電子署名後PDF返信すれば来所や郵送待ちをゼロにできます。

士業の場合、契約書ドラフトをそのまま送信し、取引先が手書き訂正したものを即PDFで受け取れるため案件回転が加速します。

従業員10名未満オフィスのケース

コピーや紙帳票を多く扱う業務なら、複合機+PC‑FAX機能を活用し、紙もデジタルも1台で一元化できます。

来客に控えを手渡す運用が残る場合も、同じ複合機でコピーを取って渡せるため動線がシンプルです。

多拠点・テレワーク環境のケース

社内番号を全員で共有したい企業はPBX連携かAPI対応クラウドFAXが有効です。

FAX→メール転送と自動振り分けで属人化を排除し、災害時に別拠点へ迂回転送するBCP構成も容易に組めます。

導入前に必ず確認!FAX導入チェックリスト

契約書を取り交わす前に、以下3項目だけは必ず押さえてください。

対応ファイル形式・送受信上限

PDF以外にWord・Excelを直接送れるか、月間上限超過時の従量単価が跳ね上がらないかを確認しましょう。

また、画像圧縮や解像度設定を誤ると送信に失敗することがあるため、事前にテストを推奨します。

ブラウザ/スマホ操作性

レスポンシブUIとプッシュ通知があれば、外出中に受信確認・再送ができ、緊急見積依頼にも即対応できます。

取引先が海外の場合は、タイムゾーン設定や多言語UIがあるかも重要です。

電子帳簿保存法など法令対策

受信PDFがタイムスタンプ付与に対応し、改ざん防止仕様を満たすかは経理監査の成否を左右します。

特に医療・製薬・金融業界では、J-SOXやGMP監査で通信ログ完全性が求められるため、要件を満たすか確認すべきです。

秒速FAXで“パソコンFAX”を今すぐ始める

月額0円(送信専用)/550円(受信付)で始められる秒速FAXは、前払いポイント方式でコストの透明性が高く、5,000枚超なら1枚単価7円へ自動割引されます。

API連携もRESTで公開され、社内システムから自動送信ジョブを組むのに追加費用がかからない点も魅力です。

料金プランとランニングコスト目安

送信は初期440円+1枚7〜10円、受信は550円+1枚8円から。500枚送信+200枚受信なら月7,000円程度で、複合機保守料より低コストです。

長期休業時は従量課金のみとなるため、稼働の少ない月は自動で費用を抑えられます。

簡単で手放せない機能

メール一斉配信・送信予約・API連携・自動GoogleDrive保存を標準搭載。「FAX到着→Slack通知→チャット上で承認→自動再送信」というワークフローも数クリックで実装できます。

安心のセキュリティ

TLS1.2暗号化、二要素認証、誤送信ガード、アクセスログ永久保存を採用。ログはCSVでエクスポート可能なので、監査や顧客提出用レポートも短時間で作成できます。

よくある質問(FAQ)

基本使用料はいくら?

送信専用は月額0円+初期費用440円、受信付き「Plus」は月額550円+初期1,650円です。FAX番号は無料で即日発行できます。

大量送信時のコスト試算

1万枚送信なら単価8円で合計8万円。5万枚超えると単価7円まで下がり、複合機保守+回線費より20〜30%低減できるケースが多数です。

まとめ|ブラウザ・メールベースのFAXで紙・時間・コストを一気に削減

今回のコラムでは、パソコンとスマホだけで完結する最新のFAX運用について解説しました。

クラウドFAXの仕組みと従来機との差を理解し、印刷レスで業務を高速化できる点

4つの導入方法を費用・安全性・番号移行の面から比較し、自社に合う形を選ぶ手順

秒速FAXを使えば月額0円から導入でき、API連携や高度なセキュリティで業務を一気にデジタル化できる事例

以上のポイントを踏まえ、自社のFAX運用を見直し、コストと時間を削減する第一歩として秒速FAXの導入を検討してみてください。

FAX送信が快感になるツール:秒速FAX

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