皆さんは、「仮想オフィス」と「バーチャルオフィス」の違いをご存知でしょうか?
近年、メタバースの台頭により、仮想オフィスという言葉をよく目にするようになりました。
仮想オフィスは「バーチャルオフィス」ととても間違えられやすく、混同してしまっている人がたくさんいます。この2つは、似ているようで全く異なるサービスであるため、違いを理解しておきましょう。
そこで今回は、仮想オフィスとバーチャルオフィスについて、その違いに触れながらお伝えしたいと思います。
今回の記事を短く要約した動画はコチラ
1.メタバースとは「仮想空間」のこと
ではまず、仮想オフィスを語るには欠かせない「メタバース」についてご説明します。
メタバースは、「Meta(超)」と「Univers(世界)」という単語が組み合わさってできた言葉です。
意味としては、現実世界を超えた空間である、インターネットの中に作られた3次元の世界のことを指します。
簡単に言うと、メタバースとは、「仮想空間」のことです。
メタバースでは、参加者それぞれがアバターを使い、他の参加者とコミュニケーションをとることができます。このメタバースがを利用して生まれた新しいサービスが「仮想オフィス」です。
2.仮想オフィスはメタバース内の会議室
「仮想オフィス」は、メタバースのような仮想の空間にオフィスを設置できるサービスです。
利用者は、メタバース内のオフィスでアバターを動かしながら、他の利用者と一緒にひとつの空間で仕事ができます。
利用者どうしで音声やチャットでのコミュニケーションができることはもちろん、アバターを使用することで、より「一緒に働いている」といった感覚を得ることができます。
現在は在宅勤務が主流になりつつあるため、「離れていても孤独感を感じない」という仮想オフィスのようなサービスが注目されはじめています。
3.バーチャルオフィスとは「住所」貸しサービスのこと
次は、バーチャルオフィスについてご説明します。
バーチャルオフィスは、簡単に言えば「住所」のみを貸し出すサービスのことです。
メタバース上で実際にオフィスとして利用される仮想オフィスとは違い、バーチャルオフィスは実際にオフィスとして利用できるわけではありません。
しかし、貸し出された住所は、「オフィス」として登録できるため、業務に必要な登記や各種手続きなどに利用できます。
また、実際にオフィスを借りるわけではないため、通常のオフィスを借りるよりも低コストでの利用が可能です。
そのほか、オプションサービスとして郵便物の転送や電話代行などをおこなっているバーチャルオフィスもあり、その柔軟性から幅広い業種で利用されています。
4.バーチャルオフィスとは「住所」貸しサービスのこと
「仮想オフィス」は、「メタバース」が生まれたことによってできたサービスです。
しかし、この仮想オフィスは、「バーチャルオフィス」と呼ばれてしまうことが多々あります。
実際、2022年現在はインターネットで「メタバース」と検索すると、「バーチャルオフィス」と紹介された、仮想オフィスが多数ヒットします。
「仮想」という言葉を英語に直すと「virtuality(バーチャリティ)」ですから、混同してしまうのでしょう。
正しくは、インターネット上のメタバースを利用しているものは「仮想オフィス」、
法人登記などに利用できるオフィス住所の名義貸しサービスが「バーチャルオフィス」です。
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