起業を考えている人や会社を設立したばかりの人にとって、助成金や補助金は喉から手が出るほど欲しいことでしょう。
銀行から借り入れるという選択肢ももちろんありますが、できるなら補助金や助成金も選択肢に入れておくと良いです。
今回は、企業を目指す方が受けられる補助金や助成金を受け取る方法についてまとめました。
創業補助金(ちいさな創業未来補助金)
今後、認定市区町村で創業する予定の方と、平成28年4月1日以降に会社を設立した方を対象とした補助金制度です。
ここでの創業とは「法人として会社を設立すること」「個人事業主として税務署に開業届を提出すること」になります。
【補助率】
経費の3分の2まで
【補助金額】
100万円以上200万円以内
※補助予定額が100万円以上であれば、実際の金額が100万円未満でも補助金は支給されます。
地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)
地域への貢献度が高い新たな事業に取り組む中小企業に向けた助成金です。
地域の工芸品・特産品・観光資源を活用したり、地域の活性化につながったりする事業であれば、起業から販促まで幅広い部分で利用することができます。
【補助率】
経費の2分の1まで
【補助金額】
800万円(東京都の場合)
ものづくり・商業・サービス革新補助金
中小企業の新たなサービスやものづくりを支援することを目的とした補助金です。
条件としては、12種類ある「特定ものづくり基盤技術」のいずれかに当てはまること。
もしくは革新的なサービスを提供することです。
審査には、具体的で実効性が高い計画書が重要となります。
【補助率】
費用の3分の2
【補助金額】
700万円~1500万円
トライアル雇用奨励金
職業経験の不足などの理由で安定した就職が困難な求職者を、原則3カ月間雇用した際に奨励金をもらえる制度です。
奨励金の交付は、トライアル雇用期間(最長で3カ月間)の終了後になります。
【補助金額】
月額4万円(最長3カ月)
小規模事業者持続化補助金
地域の原動力となる小規模事業者の活性化を目指した補助金です。
販路開拓のための補助金で、チラシ作成やホームページ制作などの費用の一部を負担してくれます。
また事業計画の作成や販路拡大を行う際には、商工会議所からの助言を受けることができます。
【補助率】
経費の3分の2
【補助金額】
上限50万円
助成金や補助金を受け取るためには、さまざまな条件が必要になります。
また申請書をはじめとする書類作成や提出の手続きが複雑になりがちです。
しかし、あなたがこれから行おうとする計画を実行するために大きな支えになってくれるのは間違いありません。
自力で書類作成などが難しいと思われる場合には、専門家などに相談することも一つの手です。
今回紹介した助成金・補助金を参考にして、事業を成功に導きましょう。