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起業して10年以内の生存率は?長続きする会社の特徴とは?



会社創設後、10年を超えて事業運営を続けるというのはとても大変なことです。

多くの企業が創設後10年以内に倒産、撤退をしているのが現状で、10年以上になると会社の生存率は大幅に低くなります。
できることなら会社は長続きさせたいものですよね。
いったい、長続きする会社にはどのような特徴があるのでしょうか。

今回は起業後10年の生存率と、長続きする企業の特徴を3つご紹介したいと思います。


今回の記事を短く要約した動画はコチラ

 

 

起業後10年の生存率


企業の創設10年後の生存率はどのくらいなのでしょうか。
中小企業庁の発表によれば、1980年から2009年に創設された約30パーセントの企業が10年後に倒産もしくは撤退、また、20年後には50パーセントが倒産・撤退しているとのことで、企業間の争いの激しさがうかがえます。

「創設後30年」が企業のターニングポイントという意見もあります。
創業100年以上の企業の営業年数を社長の人数で割ると、大体30年ごとに社長が変わっている計算になり、トップの交代というのが企業に大きな影響を与えているようです。
このことから、創設後10年おきに企業にとっての正念場が訪れると言えるでしょう。


長続きする企業、3つの特徴


では、企業を倒産させず、長く経営を続けている会社にはどのような特徴があるのでしょうか。


・先駆者になっている
2000年以降に創設された企業のうち、業績を伸ばし大企業に成長した中小企業には、誰も手を付けていなかった新しい事業を始めたという共通点があります。
成長分野に手を出すことも大事ですが、それだけでは競合相手が多くなり、激しい競争に勝たねばならなくなります。
誰もまだ手を出していない新しい事業であれば競争相手も多くありません。
その分野の先駆者としてブランド化することで、企業を長続きさせることができるのです。


・自分たちの強みを知っている
企業を長続きさせるには、自分たちが何を目指しているのか明確にしておく必要があります。
何でもかんでもちょっとずつ手を出していると、自分たちが本来最も力を入れるべき事柄がおろそかになりがちです。
ほかの企業がやっているからと言って、それに惑わされてはいけません。まずは自分たちが何を目指しているのか、何に力を入れるべきなのかはっきりとさせることが肝心です。
そうすることで攻めるべきポイントが明確になり、他社との差別化を図ることができるでしょう。
他分野に乗り出すのは、本業が軌道に乗って安定してからです。


・経営者や幹部がしっかりしている
企業のトップや幹部クラスの人が、しっかりと将来を見据えて、積極的かつ責任感を持って行動・決断している企業は長続きする傾向にあります。
そしてそのトップが抱いている考えや理念を会社全体に行きわたらせておくことも必要です。

そうすることで会社全体が同じ方向を向いて事業にまい進することができ、企業そのものを大きく強くするのです。



会社にとって創設はゴールではなくスタートです。

そこからどこへ向かうのか、どのようなやり方で進んでいくのかはっきりさせなくてはいけません。
ここで紹介したことを参考にしてしっかりと準備し、長続きする会社を実現してください。